2011年01月29日
医療や介護から立ち去らないために
2010年05月31日
『平穏死』と『みなし末期』
「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
石飛 幸三 著 を購入。
介護現場での看取りに力を入れている老人ホーム常勤医。
自然な看取りで平穏死と提唱。
老人ホームでの医療が難しいことなど記載されている。
介護と医療が分けられていることなども記述。
寝たきり高齢者の補液はNSTでHarrisで計算するよりかなり少ないのは
間違いないと思う。実際400-600kcalでも楽そうな方も多いです。
水分量も補液であっても経口であっても20-25ml/kgで十分だと思う。
20ページの12行(軟口蓋)は(喉頭蓋)のまちがいでしょう。
昔の広井良典先生の『福祉のターミナルケア』から
「できるだけ医療を控え自然な死を」と
横内正利先生のそれは『みなし末期』であって、
危険な見殺しの事もあるよという論争も思い出した。
2009年09月13日
介護現場は、
本岡類さんの厳しい視点でかかれた
「特養老人ホームの終わらない日常」を読んでいた。
どんなに厚生労働省とその取り巻きがきれい事言っても、
国にとって安上がりな老後を目指すための方策を、
安い労働力でなんとか実現させようとしているだけです。
その中にどっぷり浸かっている「介護漬け」になっている
本の中の鶴巻主任や富田主任には、
全体のシステムや改善策が見えない。
立ったままでの布オムツ交換という奥義を獲得できず、
退職してしまったAさんの今後を見据えた続編を期待します。