尊厳死と消極的安楽死

かんずりキムチ

2010年06月03日 12:30

みなし末期についての意見ありました。
とても参考になるブログ(逝きし人々)もあります。
まだ治療すれば回復するかも知れない、
生きることができる病気でも 
痴呆や年齢など考量し家族の意見に従い、
挿管テューブを抜去し人工呼吸器を止めたら、
犯罪者として裁かれる世の中です。

どうすべきか、
なんでも同意書を書いてもらい医師の保身をしっかりするのか、
ガイドラインを作ってもらい、しっかり法制化してもらうのか。

まずは患者、
あるいは意思表明できない場合や
痴呆などで判断ができない場合は
患者に近い人の意見意思を尊重する。

どうするか話しあう。
救命処置の不履行(救命のための挿管や人工呼吸器、
中心静脈栄養、経鼻経管栄養、経皮胃瘻造設など、
人工透析、外科的手術加療などをしない決断)や
治療中止(現在施行している薬剤や点滴の中止、
心臓マッサージや人工呼吸の中止、あるいは透析中止など)を
決めていく。

でも『医療は人の痛みへの共感で成り立つ』ものなので
治療中止などを殺人罪として司法・検察が捉えるのはおかしい。
尊厳死や終末期医療の法制化はかえって上手くいかない。
本当は時間かけても市民感情の成熟に委ねるべきでしょう。

安楽死・尊厳死法制化を阻止する会から引用
>「尊厳死」はとてもよいことのように聞こえますが、
>これにまどわされ、操られてはなりません。
>私たちは、尊厳ある生が保障されていないのに、
死ぬときにだけ、法によって尊厳ある死をさせようというのです。
日本尊厳死協会(旧安楽死協会)は、末期患者や遷延性意識障害者を、
>本人の意思に基づいて、人工呼吸器や栄養、水分など生命維持措置を中止して、
>死なせることを法制化しようとさかんに国会に働きかけています。
>ただでさえ弱い立場の人々に
>「周りに迷惑をかけずに自分で進んで早く死んでいくように」というのです。
>法によって自分で決める形をとらせて、
>進んで「死の行進」をさせられることは許せません。
>今日、医療の進歩により、終末期の激痛緩和、除去が進み、
>また遷延性意識障害者の回復例が何例も報告されています。
>私たちは命ある限り精一杯生きぬくことが人間の本質であるという立場から
>安楽死・尊厳死法制化を阻止する会を立ち上げます。
>家族の負担を考える必要のない社会、
>緩和ケアを充実する医療の確立を求めていきましょう。

みんなでたくさん見聞きして勉強して考えて悩んでいきましょう。

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