2008年12月02日
咽喉頭異常感症パンフ
咽喉頭異常感症は のど(咽喉頭)に異常感があっても
通常の耳鼻科診察によっては
症状に見合うような器質的病変を
局所に認めないものをいいます。
症状:
①咽喉頭部の異物感、狭窄感、引っかかる感じ
②水や食物を嚥下する時には異常感は消失している。
特徴:
③悪性腫瘍を心配している場合が多い。
④女性に多い傾向がある。
まず下記のような病気がないか調べます。
《咽喉頭に異常感をきたす原因》
A 局所的原因
①慢性上気道炎 ( 喫煙者に多い)喀痰の粘り(切れが悪い)
頻回な咳払い・のど払い・イソジンでのうがいが症状を悪化させる。
②慢性扁桃炎 膿栓が陰窩内にあると 持続的な異物感や蟻走感
③慢性鼻炎・慢性副鼻腔炎・慢性上咽頭炎
-後鼻漏が咽頭の慢性刺激状態となる
④舌扁桃肥大 舌根部の刺激、喉頭蓋との接触
⑤喉頭蓋変形 舌根部との接触
⑥茎状突起過長症 首を回転させると感じる。
⑦頚椎疾患 変形性脊椎症、Forestier病(前縦靭帯骨化)
⑧食道Web Plummer-Vinson症候群の部分症状
⑨食道憩室
⑩食道走行異常
⑪輪状咽頭筋異常 筋肉の過緊張(時に肩こりの症状が前方に感じる方も)
⑫甲状腺疾患 甲状腺腫・橋本病・亜急性甲状腺炎・甲状腺癌・バセドー
⑬喉頭疾患 声帯ポリ-プ、声帯結節、ポリープ様声帯、喉頭嚢胞
⑭腫瘍その他 喉頭蓋嚢胞、(異所性)舌(根)甲状腺、
⑮癌 食道癌、中咽頭癌、下咽頭癌、頚部食道癌、喉頭癌
B 全身的要因
①鉄欠乏性貧血;
嚥下困難,舌炎を備えるものはPlummer-Vinson症候群といわれる。
②消化器疾患 慢性胃炎・胃食道逆流症・胃下垂などで 頚部に症状がでる。
③唾液分泌異常 唾液分泌低下症、Sjogren症候群(乾燥性咽頭炎など)
④喉頭アレルギー 咽喉頭の掻痒感、異物感
⑤更年期障害 ゴナドトロピンの低下
⑥自律神経失調症
⑦薬剤性 高血圧の薬(カプトリル、セタプリルなどACE阻害剤)など
⑧糖尿病
⑨喫煙・飲酒
C 心理的要因
①悪性腫瘍への恐怖
②心身症、不安神経症、うつ病(仮面うつ病含む)
《検査》
①耳鼻科診察・喉頭鏡・喉頭ファイバー
②下咽頭食道バリウム・上部消化管内視鏡検査
③頚部(甲状腺)エコー・CT・MRI
④副鼻腔レントゲン・CT・鼻汁好酸球検査
⑤血液検査 (貧血,血清鉄,甲状腺,糖尿病,亜鉛,腫瘍マーカ,膠原病,アレルギー)
⑥シェーグレン検査
《治療》上記の原因がわかった場合 その原因疾患の治療を行う。
早期の病変では診断つかないこともあるので
定期的に耳鼻科を受診する。
PPI(タケプロン・バリエット)や半夏厚朴湯などを内服し
症状が変化するか、経過を見せていただくこともあります。
通常の耳鼻科診察によっては
症状に見合うような器質的病変を
局所に認めないものをいいます。
症状:
①咽喉頭部の異物感、狭窄感、引っかかる感じ
②水や食物を嚥下する時には異常感は消失している。
特徴:
③悪性腫瘍を心配している場合が多い。
④女性に多い傾向がある。
まず下記のような病気がないか調べます。
《咽喉頭に異常感をきたす原因》
A 局所的原因
①慢性上気道炎 ( 喫煙者に多い)喀痰の粘り(切れが悪い)
頻回な咳払い・のど払い・イソジンでのうがいが症状を悪化させる。
②慢性扁桃炎 膿栓が陰窩内にあると 持続的な異物感や蟻走感
③慢性鼻炎・慢性副鼻腔炎・慢性上咽頭炎
-後鼻漏が咽頭の慢性刺激状態となる
④舌扁桃肥大 舌根部の刺激、喉頭蓋との接触
⑤喉頭蓋変形 舌根部との接触
⑥茎状突起過長症 首を回転させると感じる。
⑦頚椎疾患 変形性脊椎症、Forestier病(前縦靭帯骨化)
⑧食道Web Plummer-Vinson症候群の部分症状
⑨食道憩室
⑩食道走行異常
⑪輪状咽頭筋異常 筋肉の過緊張(時に肩こりの症状が前方に感じる方も)
⑫甲状腺疾患 甲状腺腫・橋本病・亜急性甲状腺炎・甲状腺癌・バセドー
⑬喉頭疾患 声帯ポリ-プ、声帯結節、ポリープ様声帯、喉頭嚢胞
⑭腫瘍その他 喉頭蓋嚢胞、(異所性)舌(根)甲状腺、
⑮癌 食道癌、中咽頭癌、下咽頭癌、頚部食道癌、喉頭癌
B 全身的要因
①鉄欠乏性貧血;
嚥下困難,舌炎を備えるものはPlummer-Vinson症候群といわれる。
②消化器疾患 慢性胃炎・胃食道逆流症・胃下垂などで 頚部に症状がでる。
③唾液分泌異常 唾液分泌低下症、Sjogren症候群(乾燥性咽頭炎など)
④喉頭アレルギー 咽喉頭の掻痒感、異物感
⑤更年期障害 ゴナドトロピンの低下
⑥自律神経失調症
⑦薬剤性 高血圧の薬(カプトリル、セタプリルなどACE阻害剤)など
⑧糖尿病
⑨喫煙・飲酒
C 心理的要因
①悪性腫瘍への恐怖
②心身症、不安神経症、うつ病(仮面うつ病含む)
《検査》
①耳鼻科診察・喉頭鏡・喉頭ファイバー
②下咽頭食道バリウム・上部消化管内視鏡検査
③頚部(甲状腺)エコー・CT・MRI
④副鼻腔レントゲン・CT・鼻汁好酸球検査
⑤血液検査 (貧血,血清鉄,甲状腺,糖尿病,亜鉛,腫瘍マーカ,膠原病,アレルギー)
⑥シェーグレン検査
《治療》上記の原因がわかった場合 その原因疾患の治療を行う。
早期の病変では診断つかないこともあるので
定期的に耳鼻科を受診する。
PPI(タケプロン・バリエット)や半夏厚朴湯などを内服し
症状が変化するか、経過を見せていただくこともあります。
Posted by かんずりキムチ at 12:09│Comments(0)
│耳鼻科
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