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かんずりキムチ

2008年12月08日

間質性膀胱炎

 間質性膀胱炎の症状:
頻尿・尿意切迫感、膀胱の痛み不快感
①頻尿の定義は、トイレに行く回数が多くて困る状態で、
 何回以上行けば頻尿で、何回未満が頻尿でないという定義はありません。
 (一般には、日中8回以上といわれてはいますが。)
②夜間頻尿についても、
 夜1回でもトイレに起きて困れば夜間頻尿です。
③尿意切迫感は、急な尿意で困る状態をいいます。
④排尿を我慢すると、膀胱に痛みや不快感を感じます。
⑤症状は普通の膀胱炎と異なり、細菌は証明されません。
 ですから抗生物質を飲んでも治らないのです。

脳の病気などによる神経因性膀胱と異なり、
20-30回近くトイレにいくがすっきりしない病態です。
このような頻尿・尿意切迫感を訴える場合、
過活動膀胱(overactive bladder: OAB)と診断してます。
 まず、排尿日誌(何時に何ccおしっこがでたかの一日の記録)をつけます。
一日8回以上の頻尿で平均排尿量が150ml以下の場合は、間質性膀胱炎が疑われます。
(例えば朝一の排尿で)300mlぐらい出ると不快な痛みがでてその後頻尿になる、
尿が貯まるたび膀胱痛がある場合も、疑われます。

診断と治療
1)細菌性膀胱炎はないか?まず検尿で診断します。
 細菌感染があれば抗菌剤を処方します。
2)尿排出障害はないか?
 残尿(おしっこの残り)が50mL以上ないかを、超音波で診断します。
3)抗菌剤で細菌がなくなり、残尿もなくなっても、
 頻尿・尿意切迫感がとれなければ、まず排尿筋過活動を疑います。
 症状で診断する過活動膀胱(OAB)として抗コリン剤を処方します。
 それでも症状が消えない場合に、間質性膀胱炎を疑います。

抗コリン剤(Anticholinergic Drugs; 抗ムスカリン受容体剤):第一選択の薬剤です。
 デトシトール(口渇など副作用が弱い)やベシケア(宣伝では一番)
抗うつ剤Antidepressants: 三環系抗うつ薬も夜間頻尿をコントロールし、
 かつ膀胱の尿把持力を増加します。 もちろん、神経性頻尿にも有効です。
 しかし、口渇、眠気などの副作用が問題です。(トリプタノール)
抗ヒスタミン剤:膀胱の慢性炎症が頻尿、尿意切迫感の原因になっていることが多く、
 その中心的役割が 肥満細胞であり、肥満細胞が放出するヒスタミンと言われていて期待されています。
IPD:抗アレルギー剤として認可されている薬ですが、
 間質性膀胱炎の頻尿、尿意切迫感、膀胱痛に有効で あることが明らかにされました。
 



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Posted by かんずりキムチ at 21:47│Comments(0)泌尿器
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